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2013年9月14日 (土)

水槽の照明の話

どーもバジミン旦那です。

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しばらく水槽の記事がなかったので、今回は照明の話です。

水槽を横から撮った写真です。照明は消えています。照明は夕方18:00~3:00の9時間タイマーで点けています。夜に点ける理由は、私が家に居る時間が夜なので昼間つけると観賞できないのと、夜は電気代が安いのと、気温が上がる昼間に照明を点けるとさらに水温が上がるから。生き物の1日のサイクルに合わせて8~10時間の点灯時間が一般的なのです。

私は光源に蛍光灯を使っています。水槽照明の光源の種類としては他に、メタハラ、LEDがありますがそれぞれ一長一短があります。

メタハラの特徴は高光量、スペクトルが太陽に近い、点光源なので影ができ、水のゆらめきが映って見え方がさわやかでコントラストがあり自然に近いです。一方、灯具が高価。熱い。電気を食います。
LEDの特徴は電気代が安い、そんなに熱くない(ハイパワーだと灯具は熱い、光に赤外線があまりないので水が暖まりにくい)。直線的な光。多光源だと面光源に近いですけど。一方、高価、一般的な白色LEDはスペクトルが悪い(演色性が悪い、光合成に必要な光が少ない)

蛍光灯のいいところは電気代がそこそこ。灯具が比較的こなれた値段。面光源なので影ができずのっぺりした見え方です。スペクトルもそこそこでまあまあ。
それほど致命的に悪いところがないので水槽照明で一般的に普及しているのでしょう。

水草を育てるために光量は必要です。写真の蛍光灯はT5という規格の細い蛍光灯でHO(ハイアウトプット)の1本39Wのものが6本ついています。1本の長さは900㎜程度で、これで900x450㎜のエリアを照らしています。(灯具の定格電力が183Wなので実質1本30W程度かな)

このT5の規格が日本ではまだそれほど一般的でなく、スリムラインとかいう名前で売られていますが600㎜、1200㎜はあっても900㎜がありません。またHOのものもありません。なので水槽照明専用の蛍光灯として購入するしかなくて(または海外から個人輸入)1本1500~2500円ほどするのが懐に響きます。

先日、なんとなく水槽が暗いなと思い、蛍光灯を新しくしたのですが、驚くほど明るくなってびっくりしました。蛍光灯の特性として使用時間とともにだんだん光量が下がってしまいます。アクアリウムの世界では1年で交換が通説ですが、私はできるだけ引っ張ります。明るくなったら水草から酸素の泡がこれでもかというぐらい出ています。

LEDは次世代の光源ですが、アクアリウムではまだまだこれからで、黎明期といったところです。光量に関してはハイパワーのものが出てきていますが、スペクトルがまだだめですね。スペクトルに考慮した製品もありますが驚くほど高価(20-30万円!)です。演色性は普段の生活でも求められるものなので、将来、高演色タイプのLED素子が安くなって水槽照明器具も安くて波長の良いものがでてくることを期待しています。

一般的な白色LEDは青色発光+黄色蛍光で白に「みせて」います。スペクトルは青と黄が多く、光合成に必要な赤が少ないです。また緑も少ないので、植物がくすんで見えます。

太陽の白い光と、LEDの白く見える光は全くの別物です。人間の脳が勝手に白と感じてしまっているだけです。太陽光に含まれる色々な光の波長が人間の眼の色覚センサーの赤青緑を刺激するので白く感じますが、青と黄色でも青が青のセンサー、黄色が赤と緑のセンサーを刺激するので脳の感覚的にはこの光は「白」と感じてしまうだけであって、植物からするとLEDの白は変な光、というわけです。

植物が緑に見えるのは、光合成に使えないので、反射したり透過したりして捨てた光が人の眼に届いているからです。人間が緑に安らぎを感じるのは、太古の昔、人が猿で樹上で暮らしていた時の森の緑の記憶がDNAに刻み込まれているから、というのも科学的根拠は別にして何か納得できます。実際、人間の眼が色を感じる感度が高い波長のピークも緑のところにあります。

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コメント

こんばんは。
水槽の照明の話に始まり、なぜ植物が緑色に見えるのかに終わる…う~ん面白い。
いつもきれいになっている旦那さんの水槽も見え方や植物が光合成するためにはどういった照明器具が向いているなどの説明、本当に面白いです。

私の家の照明は嫁の趣味で白熱電球が多いのですが、LEDだと昭和な雰囲気じゃないそうでダメだそうです。ただ、少し乱暴にスイッチのオンオフなどすると、すぐに切れちゃうし、何より製造をしなくなるそうでいつまで白熱電球を使えるのか。

今日、モール泉という日本にあまりない温泉に入ってきたのですが、温泉からあがった後にうちの嫁が「皮膚が溶けてすべすべ…皮膚が溶けてすべすべ…」と呪文のようにつぶやいていました。

こんばんは
思いつくまま書いているとすぐに話が脱線してしまいます。
私が書いた記事は後後で嫁がチェックするのですが、本文に関しては、読むのやーめた。面倒くさいし何書いてあるかわからないとよく言われます。
一生懸命書いているのに。
理系なのだから多少理屈っぽいのは目をつぶってもらいたいのですけどね。
白熱電球もう作らない宣言をどこかのメーカーがしてましたね。時代の流れですね。蛍光灯の電球色はだめ?結構黄色味が強いですけど。
私の家の照明もクリプトン球が多くて良く切れて交換がしょっちゅうです。代替の蛍光灯スパイラル球の小っちゃいヤツも買ってみましたが、斜めに差し込む灯具で、取り付けできませんでした。なので節電のためクリプトン球のダウンライトは点けないようにしています。
皮膚と言っても角質(垢です)が溶けているだけ、はがれかかっているのも溶けてすべすべに感じるのでしょう。潤ったわけじゃないです。
また、このコメントを嫁がみたら文面が堅苦しい、理屈っぽいといわれるね、きっと。

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